こんにちはKONI BONです。
今回のテーマはメンテナンスです。
盆栽や収穫などで鋏をつかうことは多いです。
ですが、つかっているとだんだん汚れてくるんですよねー。特に、松の選定などは、松ヤニがついてきたり、またちょっと濡れちゃうとすぐに錆が出てきちゃうんですよね。
錆が出たり、ヤニが付きすぎたりすると、すぐに新しいのが欲しくなっちゃうものです。ですが、鋏などは、きちんとメンテナンスさえすれば、とても長持ちするものです。また、メンテナンスをしていくと、鋏にもより愛着がわいてくるものです。
良いものを長く大事に使いましょう!
そこで、今回は鋏や、やっとこ、針金切りなど、日頃よく使う道具のメンテナンスについて紹介します。
初めの汚れ落とし。
まず最初に鋏についた簡単な汚れを布なので、落としましょう。根切などしたり、すると鋏には泥汚れが付着しています。簡単な汚れを事前に落とすことで、後述のメンテナンスがやりやすくなります。乾いた布で取れなければ、少し湿らせた布で拭くのもOKです。
ただし、水をジャバジャバかけて水洗いすることは避けてください。鋏のかなめである留め部などがぬれてしまうと、中に水が浸入し乾きずらい状況になって、錆がもっと出てしまうようになります。
ヤニとり
ヤニとりの方法はいくつかあります。刃物クリーナーなどのヤニとり剤や、研磨剤入りのものなどいくつかあります。
私のおすすめは、兼進さんのクリーンメイトです。何が良いっって、なにせ簡単です。
イメージは砂消しゴムのような感覚です。
汚れのある刃の部分や、持ち手の錆などはこれで消しゴムのようにこするだけで、あら不思議!ピッカピカに簡単になります。
鋏研磨
これは刃こぼれした場合や、長い間とがずに切れなくなってきた時だけ行い、毎回する必要はありません。毎回しちゃうと、すぐに刃がなくなっちゃいますからね。
鋏の研ぎ方ですが、鋏の刃は、包丁と違い片刃がほとんどです。よって、研磨する場合は、斜めになっているほうだけを研いで、平たい面は研がないようにしてください。
研ぎ方は、砥石をまずは20分ほど水につけならします。次に鋏を開き、斜め面を砥石にあてがい、水を数滴たらした状態で、リズムよく前後に動かしましょう。この時に、鋏の角度は一定になるようにしてくだださい。
終わったら拭き上げ乾燥させます。
つばき油塗布
鋏が乾燥したら最後に仕上げです。
鋏の留め部の所に数滴つばき油をしみこませます。メンテナンスしてない鋏は油切れでキコキコ音が鳴っているとおもいます。つばき油を数滴たらした後、何度か鋏を閉じたり開いたりして、軸になじませてください。
内部がさびている場合は、じんわりと錆がにじみでてくると思いますので、さびている場合は、何度か繰り返し数滴おとして、鋏の開閉をくりかえしてください。
つぎに鋏全体として、乾いた布にツバキ油を数滴落とし、鋏の上に薄く塗ります。注意点としてては、鋏にジャバジャバとつばき油をつけないことです。
つけすぎると、滑って使い心地が悪いだけでなく、ほこりも付着しやすくなるので、あくまでうすーくぬってあげてください。
⑤乾燥
これで作業は完成です。つばき油塗布ごしばらく乾燥さえたのちに
道具箱へと片付けましょう!
いかがでしたでしょうか?
このようなメンテナンスをきっちり行うことで、良い道具は何十年と使えます。
なんなら、きっちりメンテナンス方法を習得すれば、古いさびた鋏でさえも
復活させてまた。使えるようになります。
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おまけ
おすすめの鋏メーカーさんは、兼進さん、喜久和さん、昌国さんなどです。
一方時々ふるーい金物屋さんにいくと、数十年前のデッドストックぼ盆栽鋏などが
売っていることがあります。数十年前でも鋏の鋼材料はしっかりしたものも
多く、いまでもちゃんとメンテすれば現役で使えるものもまだまだ眠っています。
なんだか宝探しみたいでいいですよ。
ではまた!