こんにちはKONI BONです。
今回は薬の話です。
盆栽の病気は種々多様あります。
虫にやられたり、菌にやられたりなどなどです。
はじめに
盆栽管理において、虫や菌にやられにくいようにするには、まずは管理環境です。
盆栽を並べて置く際には、できるだけ間隔をあけ、風通しよくするのが基本です。また、枝もある程度間引きしてあげることも良いです。
これら密集による影響は、菌が居心地が繁殖しやすくなってしまい、場合によってはエリア全滅なんてこともあります。
盆栽を成長させる意味も込めて、病気対策には、木にあった盆栽環境を整えてあげることが先決です。
とはいえ、どれだけやっても病気になることはあります。
そんなときに、自然に任せるもまた良し!というのもありますが、やはり飾るならきれいなほうが良いですし、せっかく育ててきた盆栽が枯れたりするのは、残念なのでやはり薬の使用をお勧めします。
どんな薬をつかうの?
薬の使い方は、予防策と、治療薬です。
まず病気予防策です。
代表的な病気予防しては、石灰硫黄合剤があります。冬の間に12月と2月という感じで2回散布するのが良いです。石灰硫黄合剤は、なかなか強力なもので、殺虫、殺菌、殺ダニと効果が広いのも良いです。
ただし、デメリットもあります。
まずは、購入のしにくさです。他の薬剤などは小さなボトルでありますが、石灰硫黄合剤は過去に事故があったこともあり、いまでは10L単位なんですよね。
10L・・・・・・しかし、まぁ多いこと・・・
散布の場合は希釈倍率は20倍。いや、何年分やねん・・・・・・
ですが、効果は良いのでやっぱり使っています。もしどうしてもほしければ、お近くの盆栽園さんにいけば大体もっていると思うので、自己責任でもって小分けしてもらえればとおもいます。
また、散布時の注意点は、とにかく防護することです。
薬剤散布の基本ではありますが、石灰硫黄合剤はとくに付着すると白くなります。なので、自身の防護はもちろんですが、周りにも影響があるし、鉢も白くなります。もしついてしまった場合は、すぐに水をかけると影響をすくなくできます。また、散布する直前に鉢を濡らしておくのもおすすめです。
さて、次に春先です。
春先は新芽も出てくるし、虫たちも元気に発生する時期になります。新芽は虫たちにとってもやわらかい葉は大好物なんです。なので、棚場で虫をみつけたら、もうすでに卵を仕込まれてる可能性は高いです。
大繁殖を防ぐためにも、早めに薬剤散布をお勧めします。また、できれば、新芽には多少指定の希釈倍率よりも薄目をお勧めします。
薬のおすすめは以下です。
薬は同じものを毎回散布すると、虫や菌に耐性がついてくるので、3種類以上を持ち、月一で毎月違うものを散布することをお勧めします。
つぎに代表的な松の病気には、葉枯れや、葉ふるい病があります。これにはキノンドーなどの銅水和剤が有効です。
とはいえ、時期は病気の症状が出やすい梅雨時期よりもひと月前あたりから、散布するのがよいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
盆栽の病気は様々です。樹種にもよるし、季節にもよるし、環境にもよるし原因はたくさんあります。また、今回は対策薬の一部を紹介したまでで、他にも効果的な薬剤はたくさんあります。
なので、薬害がでない程度で、色々盆栽管理場所にあったものを選定してくのがよいかと思います。
では!