サラリーマンライフ

サラリーマンライフ 商品開発の関連組織、関連部門はどんな部門がある?

私はサラリーマンで、今の会社で3社目になります。

1社目は小さな開発型中小企業、2社目は大手家電メーカー、3社目も大手家電メーカーです。いずれも設計開発の関わるポジションで働いています。

商品開発は、多くの会社では関連部門の協力なくしては成立しません。

私はこれまで3社とも商品開発部門に属してきましたが、主な関連部門とはどんな部門があるのか。またそれぞれの役割について説明します。

開発部門

名称としては商品開発部、技術部、設計などと言われることが多いです。

私の経験上、開発部門が全体の旗振りをすることが多いと思います。

開発部門の中でもいくつかのグループに分かれていることが多いです。
主なグループは以下です。
商品企画
 市場調査を踏まえ、読んで字のごとく、商品の企画をするグループです。

構造設計
 商品企画書をベースに筐体の設計、構造物の設計になります。

電装設計(ハード・ソフト含む)
 主に商品に使用する基板や組み込むソフトの設計になります。

評価
 主に試作品の落下試験や耐久試験など評価をします。

前回ご紹介したプロジェクトリーダーはこれら主に3つを束ね、後述する関連部門と共に全体日程の推進をしていることが多いです。

製造部門

製造部門は製造部といわれることが多いです。
製造部は開発部が設計した商品を製造する部門です。

製造するまえには、開発部門と協力し、どうすれば作りやすいかを検討し設計に反映する仕組みがどの会社にもあります。

設計したはいいけど、作れないものを設計されても困りますからね。

組み立てのやりやすさは1日に何台作れるかに影響する重要なポイントです。
組み立てを1秒にでも短縮できるよう、設計と協力したり、また製造ラインで間違えて組み立てないような仕組みづくりなども検討します。

生産技術部

開発が設計した商品を製造部で生産するわけですが、商品を製造するときにはラインや、組み立て用のツール、自動装置などが必要です。

製造現場にて、作業者の手助けになるようなツールをつくる際には、製造部と協力し手をどの角度にして工具を持つのか、ラインの人の感覚はどうか、ラインの長さはどうか、検査設備はどのようなものが良いかなどを検討し、製造ラインを作っていきます

また家電などでは、プラスチックの成形品、板金などを使うことが多いですが、それらの金型を設計、製造したりもします。

品質部門

名称としては、品質部、品質管理部、品質保証部などと言われることが多いです。

この部門では、市場不具合を分析し、設計部門に入り込んで、市場クレームを鑑みて設計に反映してもらったり、また市場不具合そのものを対応することが多いです(サービス部門と合体する場合もあり)

また、その他製造現場においては、商品の品質を担保するための検査項目の抽出、検査そのものなど会社によってい少しニュアンスが違いますが、お客様に高品質のものを届けるために、どのようなチェックをすればよいかなどを検討します。

購買部門

名称としては、購買部、調達部、資材部などと言われることが多いです。

主に生産に関わる部品や設備のコストを管理しています。設計部門が指定した部品を市場から探し、コスト交渉をしたうえで、製造現場に部品を調達します。また、コストだけでなく、部品の納入日程の調整もします。さらに商品の出荷計画をフォローする役目もある会社もあります。

まとめ

というわけで、今回は、商品開発における関連部門について書いてみました。もちろんこれがすべてではなく、会社独自の部門など色々あるとおもいますが、おおよそおモノづくり系の会社はこんな感じなのではないかと思います。

参考になればと思います。

では!