私は社会人になってからずっと20年ほどメーカーでメカニカルエンジニアをやっています。無論今の仕事は大好きです。
これまでは、玩具や家電の設計開発を主にやってきており、時には範囲を超えて電気回路の話、塗装の話、梱包の話、生産の話などを経験してきました。
今日はメカニカルエンジニアの仕事ってどんな仕事?について書いていき、みなさんの仕事選びの参考にしてもらえればと思います。
メカニカルエンジニアって何?
一般には、メカ屋さん、構造屋さん、機構屋さんといわれる仕事です。
家電でいうと、構造設計を担当し、部品の形状や、駆動部の構造を考え、商品を形にしていく仕事です。
メカ屋さんのアウトプットは図面。2D図面や、3D図面を出すことがメインになりますが、もちろん出したら終わりではなく、形になった後に本当に思っていた形になっているか、思っていた形になっているかの現物を確認することも重要です。
メカニカルエンジニアのメリット、デメリット
・メリット
やっぱり、形のないものを具現化してモノにするところですよね。そしてプラモデル好きーとかラジコン好きー、車のカスタム好きーとかの人が多い気がします。
・デメリット
メカニカルエンジニアのデメリット
経験上ですが、家に帰るのが遅くなりがちです。開発業務はどこもそうかもしれませんが、他部門に比べて
遅い気がします。
これまでの経験でうれしかったこと
形になるものを設計するので、家電量販店とかにおいている製品を担当とかすると、実際に自分の設計したものが店頭にならんで、自慢気に”これ俺が作ったよ!”といえるところは良いところ。そしてお客さんが買っていく姿を見た瞬間なんか、感動ものですね。いやーいい仕事してますよって言われれたときは超うれしかったです。
これまでの経験で悲しかったこと
自分の担当している製品がリコールになったことです。原因は部品不良により、稀な確率でお客様がケガする可能性がありました。もちろんリコールなので、市場品は回収。しばらくの間日々不具合品の交換や修理をずっとやってました。これを機に、二度とお客様に迷惑かけたくないと心に近い今も設計してます。
まとめ
普段仕事してて、腹立つこともとっても良いですが、今の仕事にとても満足しており、メカ屋さんでよかったなぁと思います。また、思いのほかプライベートで役に立つことも多く、多少家電が壊れたぐらいでも自分で修理できます(お勧めはしませんが・・・・)。
あと、けっして機械系の高校や大学でなくてもなれる十分なれる職業ですので、みなさんも是非チャレンジしてみてください。